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副都心線西早稲田駅から徒歩1分、明治通り沿いに昔ながらの落ち着いた雰囲気のラーメン&本格中華の店「山小屋」がある。もともとここは「筑豊ラーメン山小屋」として、ここラーメン激戦区高田馬場で確固たる地位を築いてきた。豚骨ラーメンの本場、九州の筑豊ラーメンをこの地に持ち込んで丸3年。当時は豚骨ラーメンそのものに興味を示さなかったお客さまも、学生を中心にファンを増やし続け、今では老若男女幅広い方から支持を得るまでに成長。今までこの場所に店を開いたラーメン屋の多くが半年足らずで閉店してしていたことからもその実績が伺える。そしてこの度、3年という節目と増え続けるお客様の多岐に渡る要望に少しでも応えるため、フロアを拡大し広々したテーブル席で本格中華も食べることが可能に! ということで、ジモアがその魅力に迫ってみた。
(掲載日:2012年1月11日)

もともと山小屋は九州の三大豚骨ラーメンのひとつ「筑豊ラーメン」の専門店だっただけに、やはり最大の売りは豚骨ラーメンだ。しかし、ただの豚骨ラーメンと侮るなかれ、山小屋は全国の有名店を集めた大会「ラーメン甲子園」の初代チャンピオン、しかも3冠王(店舗売上、ラーメン売上杯数、メニュー別売上杯数)というお墨付きだ。店内に入ると豚骨のにおいが充満している。関東ではなじみが少ない、独特のにおいのため最初は面食らう人もいるかもしれない。しかし敢えて言おう「においがあるのは旨い証拠」だと。他のラーメン店はいろんなものを混ぜているが、山小屋は豚骨だけの旨みで勝負!これぞ伝統の筑豊ラーメン、という味をご堪能あれ。

そして、山小屋に新しく加わった味、それが「中華料理」。実はここ山小屋は中国人スタッフが営んでおり、筑豊ラーメンも九州で修行してきた賜物。そこに新しいメニューとして、母国の味「中華料理」が選ばれたわけなのだ。メニューも四川風麻婆豆腐や車エビのチリソース、フカヒレスープなど高級料理店さながら。しかし特筆すべきは値段の安さ。コース料理(2時間)11品に飲み放題がついてわずか2,500円(「ジモアを見た」と伝えるとさらに200円引き!)。ラーメン専門店時代から、学生を中心に支えてもらったことから「本格中華といえども、学生さんにもしっかり食べてもらいたい」というオーナーの心意気だ。もちろん、安いからといって味に妥協はしない。今、山小屋は「本格中華の店」としても新たなファンが根付きつつある。

ラーメン屋といえば「狭くて暗い店内」とか、中華料理といえば「あたり一面真っ赤っか」というイメージがあるかもしれない。しかし山小屋は日本と中国の文化をちょうどいい塩梅(あんばい)に融合した雰囲気作りを心がけている。中華独特の褐色は見られるも全体的に白を基調としていてさわやかな印象を残し、壁やテーブルクロスの模様はどこか日本の織物を思い出させてくれるテイストである。ゆっくりお酒を楽しんだり、ガールズトークに花を咲かせたり、ラーメン店ではなくまさに中華料理店のように賑やかに楽しめるのだ。

ここは全スタッフが中国人。しかし日本をこよなく愛し、熱い情熱と探究心で日々新しい味に向かい合っている。「日本人のおもてなし、サービス精神には負けませんよ」と強く語ってくれたのはオーライ・オーナー。事実、九州からやってきた豚骨ラーメンを支えてくれた学生さんたちにはリーズナブルなメニューを揃え、同時に女性や社会人にも入りやすい店舗づくりとサービスを提供できるよう日々努めているのだ。美味しいものは人を笑顔にする力を持っている。笑顔になりたいと思ったら、山小屋に行けば間違いないかもしれない。(取材・文:藤本正之)