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マイ本 Vol.60 『クワガタクワジ物語』 著者:中島みち 偕成社文庫 刊

著者:中島みち 偕成社文庫 刊

MY本 Vol.60

 

 約750人もの学生を束ねる早稲田祭2026運営スタッフ代表の小野さん。幼い頃から昆虫や生き物が好きで、小学3年生の頃に表紙のクワガタに目を奪われ、本書を手に取ったという。

 本書は、小学2年生の太郎君が3匹のコクワガタを飼育する実話をもとにした物語だ。毎日の霧吹きや餌の交換など、特別なことではなく基本的な世話を積み重ねた結果、そのうちの1匹は3年間生き続ける。しかし物語の終盤、太郎君は「自分に飼われたクワガタは、本当に幸せだったのだろうか」と自らに問いかける。

 この問いは、小野さんが現在代表として運営スタッフを率いる姿勢にも大きな影響を与えている。代表として活動していく中で、「自分が正しいと思っていることは、本当にメンバーにとって良いことなのか」を常に考えるようになったという。一方的に指示を出すのではなく、自らメンバーのもとへ足を運び、雑談や食事を通してたくさんの人の本音を「聴く」ことを大切にしているという。

 また、本書からは地道な活動の積み重ねの大切さも学んだ。毎日の小さな世話がクワガタの命を支えたように、早稲田祭も一年間の見えない努力の積み重ねによって成り立っている。「この灯火を、あなたに。」をテーマに掲げる今年の早稲田祭。それぞれが本気で取り組む姿から自然とあふれ出る熱量やエネルギーが、他の人の活力や明日を灯していくような、熱気溢れる2日間となるだろう。

小学2年生の少年と3匹のコクワガタとの暮らしを描いた実話。命と向き合う中で生まれる葛藤や成長が心に響く一冊。

早稲田祭2026運営スタッフ代表

小野 嵩明 さん

早稲田大学政治経済学部3年。約750人が所属する早稲田祭2026運営スタッフ代表。早稲田祭は約500企画が集う日本最大級の学園祭。「早稲田祭2026」は 11月7日(土)、8日(日)の10:00~17:00に開催。

☆早稲田祭公式サイト
https://wasedasai.net/

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