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『愛の点字図書館長 全盲をのりこえて日本点字図書館を作った本間一夫』

MY本 Vol.21

社会福祉法人 日本点字図書館 常務理事 兼 本部長
伊藤 宣真さん

1940年(昭和15年)の創立後、翌年に高田馬場1丁目に移転し今年創立75年目を迎える「日本点字図書館」の常務理事を務める伊藤さん。人生の転機は、創立者である本間一夫との出会いにあった。「点訳講座を受講している時に、講師が視覚障害者ながら一人で歩いて来たことに驚きました。当時は今ほど視覚障害者が社会参加していなかった時代でしたから」。この講師こそ、本間一夫であった。その後、伊藤さんの元に本間氏本人から「図書館で働かないか」という誘いの電話があり、日本点字図書館で働くこととなる。

本書は、5歳で突然失明した本間氏が13歳で函館盲唖院に入学し「点字」と出会い、関西学院大を卒業後の25歳で点字図書館を創立し、その後視覚障害者のために尽力してきた半生を描いた一冊。その中にこんな一節がある。『盲人同士の握手は、ただのあいさつではありません。互いに相手を確かめ合う、大切な手段です』。「実際、図書館で働いて驚きました。視覚障害者の方は、初めて会う人と握手によってその人の身長や体型が想像できるんです」と、伊藤さん。児童文学者の池田澄子氏による本書は、障害者の世界を知るためにも、偉人伝としても、心に訴えるものがあるはず。お子様の夏休みの読書だけでなく、多くの大人にもおすすめの一冊である。

文:池田澄子  絵:田代三善(偕成社刊)
失明後、視覚障害者のために人生を捧げた本間一夫の半生を描いた、児童文学者、池田澄子による一冊。

社会福祉法人 日本点字図書館 常務理事 兼 本部長
伊藤 宣真さん

創立75年を迎える高田馬場の「日本点字図書館」常務理事。図書館は国内最大の蔵書を誇り、点字図書は約21,000タイトル、録音図書約15,000タイトルを収蔵。学校向けの施設見学(水・金実施/予約制)なども受け付けている。

☆日本点字図書館
http://www.nittento.or.jp/

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