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第四十四場 ゲスト:松本 薫


ジモア宣伝隊長HEY!たくちゃんのババくる!?

ものまね芸人HEY!たくちゃんが、高田馬場で対談!今回のゲストは2012年ロンドン五輪日本女子柔道57kg級の金メダリストで、現在は高田馬場のアイスクリームラボ『Darcyʼs(ダシーズ)』を運営している松本薫さん。話題になった引退会見を何度も観たというたくちゃんが、松本さんの選手時代の秘話、アイスクリームにかける想いなど、素顔の魅力に迫ります。

高田馬場駅から徒歩5分、東京富士大学5号館1階にあるアイスクリームラボ『Darcyʼs(ダシーズ)』にて。優しいピンク色の壁にポップなロゴが描かれたオシャレな店構え。初対面ながらフードビジネスという共通点のあるたくちゃんと松本薫さんの対談がスタート!

たくちゃん:世界で活躍する松本さんの姿をテレビでずっと観てました。著書の『夢をつなぐ』も読ませていただきました。

松本:読んでくださってありがとうございます。内容が薄っぺらいから恥ずかしいなぁ(笑)。

たくちゃん:全然そんなことないです!アスリートを目指す子供たちにも読ませたい内容です。「自分もオリンピックを目指せるかも」とか、練習が辛くて辞めたい人も「もう少しやってみよう」とか、思えるんじゃないかなって。

松本:だったらよかった!

たくちゃん:講演会もたくさんやってるでしょうけど、どんな話をするんですか?

松本:反面教師の話が多いですね。私、東京の高校に進学してから柔道の練習に行かなくなっちゃったんです。厳しい環境に押し込められた反動が出たんでしょうね。ピアスをして、眉毛がめちゃ細くなってました(笑)。結局、退学になって地元の金沢の高校に転校しました。そんな失敗も決して悪い事ではなく、経験が未来に活きるよ、って話をします。

たくちゃん:高校生なら東京で遊びたいのに、それを我慢して柔道ばかりの生活は大変ですよ。ところで、国内外の大会でたくさんメダルを獲得していると思いますが、家にメダル専用の部屋とかあるんですか?

松本:実は……、人にあげたりして家にはほとんどないんです。試合でお世話になった方や、ファンの方に差し上げることが多いです。

たくちゃん:えー! それはビックリです。

柔道が好きじゃないからこそ、生まれた“野獣”の戦術

たくちゃん:現役の頃は練習や試合で、しょっちゅう骨折してたって本当ですか?

松本:年1回ペースで骨折していました(笑)。偏食なので骨折しやすかったんでしょうね。特にごはんや炭水化物系は嫌いで食べませんでした。例えば、昼食はコンビニの唐揚げとポテトチップス、アイスクリーム、炭酸飲料水とか……。折れますよね(笑)。

たくちゃん:それはすごい食事ですね(笑)。プロテインは飲まないんですか?

松本:苦手なんです。でも、合宿の時だけ我慢して飲んでました。栄養士さんに見張られているので、食事も全部食べないと解放してもらえなかったんです(笑)。

たくちゃん:頑張りましたね(笑)。松本さんはこんなに優しい感じなのに、試合のスイッチが入った時の“野獣”モードが、ホントすごかったですよね。当時はどんな風に気持ちや試合戦略を作っていたんですか?

松本:まず、「全員、私より強くない」って頭に擦りこむんです。もし私が負けるとしたらそれには原因があって、原因を解決すれば次は必ず勝てます。「相手は私のあれを研究してくるだろうから、これを練習しておこう」という対策は、常に考えていました。相手の目を見たら、何を考えているか分かるんです。試合の時は対戦相手とわざと目を合わせて、どういう戦術でくるか探っていました。

たくちゃん:目で読めるのはすごい!やっぱり柔道は好きなんですか?

松本:実は好きじゃなくて悩んでたんです。引退するときには解放感がありました(笑)。周りのアスリートたちは驚くほど自分の競技が好きなのに、私は違うなって気づいた時から、「私は柔道が好き!」って、自己暗示をかけていました。

たくちゃん:いやー、まさか柔道が好きじゃなかっただなんて(笑)。

松本:それが逆に良かったのかもしれません。本当に柔道が好きな人は、“一本を獲る”という、日本の柔道を極めようとするんです。私は身体的な才能がなくてそれができなかったので、相手を威嚇して、しつこく攻めるなどの心理戦略をする“野獣”の柔道が生まれたんです。好きじゃないからこそ、従来の日本型とは違う幅広い柔道ができたのだと思います。

たくちゃん:すごいな、次元が違いますね。

松本:全然すごくないですよ。周りに天才がたくさんいましたから。

爆笑の渦!たくちゃんがハマった、引退会見の秘話

たくちゃん:引退会見では大抵のアスリートは泣くのに、松本さんの時は爆笑会見でしたよね。あんまり面白いから何度も観ました(笑)。

松本:いつも引退会見を観て「何でみんな泣くの?」って不思議に思っていたんです。私は「やった、自由だ!」って爽快な気分だったので、全然泣けなかったです。その瞬間、「やっぱり私は柔道が好きじゃなかったんだ」って思いましたね。

たくちゃん:解放感が強かったんでしょうね。その後に「第二の人生はアイスクリームを作ります!」って電撃発表しましたよね。僕もですけど、記者も観ている人もみんな「はあ?」ってブッ飛びました(笑)「。どこで作るんですか」という質問に「宣伝してもいいですか?」なんて返すアスリートもいないです。話すたびに、笑いが起きてましたよね。

松本:なぜか、ふざけた感じになっちゃいましたよね。アイスはホントに好きだったので……。

たくちゃん:引退後はてっきり柔道の指導者になるのかと思いました。素晴らしいノウハウ持った人が指導しないなんて、もったいなくないですか?

松本:ベネシードの柔道部では、時々後輩の指導をさせてもらってますよ。

たくちゃん:よかった。松本さんは家族の愛で強くなっていって、オリンピックに両親を連れていく目標を果たして、結婚と出産を経て、新たな愛をもって現役を終えたんだなって感じました。引退後すぐ好きなことを次のキャリアに繋げられるのもすごいですし。

松本:ありがとうございます。

たくちゃん:ところで、実は今日、会見にちなんだアゴまねのネタを用意しているんです。会見で「プレッシャーについてどう思いますか」という、質問に答えるイチローさんをやります。(アゴまねを披露)

松本:わー、似てる!イチローさん言いそう~。天才じゃないですか(笑)。もっと見たい! 他にありませんか?

たくちゃん:じゃあ『、ドラゴン桜』で阿部寛さんが生徒に放つセリフ……。「おまえら、勉強しろ!東大へ行け!」

松本:あはは! めちゃ面白いです。ちょっとそれ借りてもいいですか?「おまえら、勉強しろ!」(松本さんも阿部寛のお面を付け、ノリノリでアゴまねをしていました)

たくちゃん:そんなにハマってくれてうれしいです(笑)。

アイスで世界中の人を幸せに。スポーツ支援にも繋げたい

たくちゃん:お店のロゴが可愛いですね。ロゴイラストは松本さんがモデルなんですか?

松本:そう聞かれることが多いけど、実は違うんです。デザイナーさんが書いてくれた絵が、たまたま私に似て見えるだけで(笑)。

たくちゃん:松本さんがアイスクリーム屋をオープンするって知って、「オリンピックで金メダル取りながら、先の事を考えていて、この人天才だ!」って思いましたよ。どういう経緯で大学の構内でやることになったんですか?

松本:ジャスビコの社長とご縁のあった東京富士大学から、学生に向けて「社会に出てからも役に立つ『実学の授業』をやってもらえないか」というオファーがあったんです。そこで、「事業が授業になる」というコンセプトを考えて、大学内にアイスクリーム店をオープンして、ダシーズを舞台にした、生きた事業や経営のノウハウを学んでもらえる授業を行うことにしました。うちのスタッフが講師をしたり、マーケティング提案や商品開発を学生と一緒に考えています。

たくちゃん:素敵で面白い試みですね。経験するって大切ですから。若い人が周りにいると、いろんなことが入ってきて、毎日が進化していきませんか?

松本:そうですね、学生さんたちから次々と新しい情報が入ってきます。でも今はコロナの影響で店舗がお休みで、通信販売のみの営業なので寂しいですね。

たくちゃん:ダシーズという店名の由来は何ですか?

松本:日本の心である和食文化の「ダシ」からきています。ダシのように素材の良さを活かして、こころとカラダに良いアイスクリーム作りをすることがコンセプトです。乳製品・白砂糖・グルテン・トランス脂肪酸を使わず、こだわりの有機素材でコクや満足感を出しています。

たくちゃん:無化調ですと、原価相当高くなりますよね?

松本:そうなんですよ。でもこだわりですから。

たくちゃん:近く発売する新商品とかありますか?

松本:昨年から調整している金沢のブランドぶどう「ルビーロマン」を使ったアイスクリームがもうすぐ完成します。

たくちゃん:楽しみですね。海外出店いけそうですよね?

松本:実は、世界進出に向けて着々と土台作りをしています。海外には貧しくて柔道をやりたくてもその環境がないという子たちがいて、将来はアイスクリームの売り上げの何%かを支援に回すことができればと思ってます。それから、アスリートの引退後のセカンドキャリアの支援も今後できればいいなと考えています。

たくちゃん:素晴らしいですね! ぜひ、実現して欲しいです。僕のラーメンも素材にこだわっているので、イベントでコラボしましょう!ラーメンイベントで一番売れるのは、実はアイスクリームなんですよ。たぶん松本さんの店が、一番行列できますよ。

松本:ラーメンとアイスのコラボ、やってみたいです!

たくちゃん:ぜひ! 最後に、読者の方へメッセージをお願いします。

松本:コロナ以前はお店に地元の方がよく買いに来てくださって、いい交流をしていたのですが、今は交流ができなくて寂しいです。再オープンしたらぜひお越しください! 皆さんと交流できるのを楽しみにしています。

現役時代の“野獣の顔”とは正反対の優しい笑顔で、場をパッと明るくする天賦の才を持つ松本さん。たくちゃんのアゴまねが気に入り、自らお面をかぶってものまねするチャーミングな一面も。好きなことが第二の人生に直結し、商品開発や支援事業など、新しい事に日々挑戦する松本さんの今後の活躍が楽しみです。

Text: 櫻井 実由莉
Photo: 石森 亨
ロケ地:『Darcyʼs(ダシーズ)』ギルトフリーアイスクリームラボ

「Darcy's」
美味しくて、からだに優しくて、罪悪感なく食べられるアイスクリームがあったら。そんなあなたのための、ギルトフリーなアイスクリーム。乳製品・白砂糖・グルテン・トランス脂肪酸を使用せず、健康志向の方やアレルギーを持つ方、ヴィーガンの方も安心して食べられます。
新宿区下落合1-7-18 東京富士大学五号館1F
※現在店舗は一時休業中。ネット通販のみで販売しています。

ゲストプロフィール

松本 薫

1987年9月11日生/石川県出身。
帝京大学法学部卒業。ベネシード所属。 6歳から柔道とレスリングを始め、中学3年生で初の国内制覇を果たし、高校3年生の時にはドイツジュニア国際柔道大会で金メダルを獲得。2009年から本格的にワールドツアーへ参戦。日本女子柔道57㎏級の代表として、2012年のロンドン五輪で金メダル、2016年のリオデジャネイロ五輪で銅メダルを獲得。2019年2月に現役を引退。現在、所属の関連会社にあたる株式会社ジャスビコが運営するアイスクリームラボ「Darcyʼs」で健康志向のアイスクリームの企画製造販売をしている。

「Darcy's」(ダシーズ)公式ホームページ
https://darcy-s.com

ネット通販サイト「ベネちゃんSHOP」
https://benechan.shop/author/darcys/

「Darcy's」(ダシーズ)公式SNS
ブログ:https://darcys.jp/
Facebook:@darcys.japan
Instagram:@darcys.shop
Twitter:@Darcysshop

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