日本随一のミャンマータウン高田馬場に2012年秋にオープンした「SHWE O(シュエーオー)」。高田馬場駅早稲田口を出た、さかえ通りのファミリーマート正面にある飲食店ビル4階にある。店内に一歩足を踏み入れると、そこは異国情調あふれるアジア空間。ミャンマー出身の明るいスタッフが笑顔で迎えてくれる。店名の「SHWE O(シュエーオー)」は“黄金の壺”という意味で、ミャンマーでは縁起がいい言葉だそうだ。店内にも黄金の壺の大きなタペストリーが飾ってあるので、ぜひ訪れた時に見てみて欲しい。ミャンマー料理は、その国の位置も関わり、タイ料理やインド料理などの東南アジア特有の料理方法が混在した料理でありながらも、香辛料やミャンマー特有の食材でオリジナリティーもあふれているのが特徴だ。なかなか日本では味わえないミャンマー料理、一度食べればその深さにあなたもきっと虜になるはず。
(掲載日:2013年12月2日)
ミャンマー料理は、タイ料理やインド料理に似ているメニューも数多いので、日本人にもとても馴染みやすい。しかもタイ料理ほど辛くなく、辛いものが苦手でも存分に東南アジア料理の魅力を味わえる。オススメは平日限定のランチメニュー!なかでも人気なのは、ナッツとレーズンと一緒に炊き込んだサフランライスに、数十種類のスパイスで長時間煮込んだカレーと大きなチキンを載せた「スペシャル・ダンパウ(900円)」。そのほかにも、シャン地方の麺料理であるトマトソース麺のセット「シャンカウスェー(550円)」や日替わりの「ミャンマーカレーセット(630円)」を求めてランチタイムはいつも日本人で満席になるそう。しかも!7種類のランチセットは、スープ・デザート・ライスがおかわり自由。ランチの定番スポットにしておきたいお店だ。
ディナーのおすすめは「豚のマルチョー(1,000円)」。ミャンマービールのおつまみにもぴったりのメニューだ。その他にも20種類以上の香辛料と具材で煮込んだ魚だしスープに素麺を入れた麺料理「モヒンガー(700円)」」や、鶏肉とココナッツミルクスープのつけ麺「オーノカウスェー(800円)」はミャンマー定番の人気メニュー。ミャンマーカレーはチキン、ビーフ、ポークの他、フィッシュやエビ、さらには珍しいヤギ肉(現地ではマトンと呼ぶ)も選べるから、何度も通ってぜひ制覇してみたい。平日の夜は12種類のおつまみメニューがオール300円!会社帰りなどに気軽に寄ってみては。
「SHWE O(シュエーオー)」のミャンマー料理は、日本人でも食べやすいよう辛さを控えめにしている。本場の辛さを味わいたい人のために、唐辛子が別でついてくる。唐辛子にはタイの唐辛子とミャンマーの唐辛子2種類あり、見た目はタイの唐辛子の方が赤く辛そうに見えるのだがミャンマーの唐辛子の方が辛いそうだ。またカレーなどもスタッフに伝えれば本場の辛さで作ってくれるとのこと。さらに「SHWE O(シュエーオー)」の魅力は料理だけじゃない!なんと店内に大画面で歌うことのできるカラオケもついている。カラオケは1曲100円。日本の曲はもちろん洋楽、ミャンマーの曲まで揃っているのだ。お店の他のお客さんと一体になって、ワイワイと異文化交流を愉しんでみては?
「高田馬場でみんなに愛されるお店にしていきたい」と語るオーナーのミーさん。東南アジアを旅行や仕事で訪問したことのある人はきっと分かるだろうが、スタッフはみんな気さくでとてもアットホーム。取材で訪れた私たちにも、いろんなサービスをしてくれるほど。まるで日本の下町のような温かさなのだ。お客さんたちとも、とってもフレンドリーな関係を築いているようで、居心地のいいゆったりとした空間だった。お客さんはミャンマー人、日本人ともに半々くらいなので、気軽に足を運んで美味しい料理と国際交流を愉しんでみたい。(取材・文:高階彩)
月~金 ランチ 11:30~14:30
月~金 ディナー 17:00~翌2:00
土日祝 17:00~翌5:00
年中無休