津軽三味線ってなに?世界王者に聞きました
「津軽三味線って普通の三味線じゃないの?」
「三津巴なんて初めて聞いた」
「二連覇!?もしかしてすごい団体だった?」
こんな疑問をお持ちになった方も多いはずです。日常生活の中で和楽器について知る機会って、あまりないですよね。この記事では、そんなマイナー楽器津軽三味線や三津巴について、詳しくインタビューしてきました!
それでは、みなさんの知らない“和”稲田な一面を見て行きましょう!
部員インタビュー①
学生会館7階にある、三津巴の部室に来ました。3年生のT.Eさんにお話を伺いたいと思います。よろしくお願いします。
-よろしくお願いします。
早速ですが、まず、三津巴というサークルについて教えてください!
-私たち三津巴は、『津軽三味線を楽しむ』がモットーの、早稲田一ロックな邦楽サークルです。設立は2000年で、今年で18年目になります。早大生を中心に様々な大学の学生が在籍していて、各々好きなペースで練習に励んでいます。
三味線というと、なんとなく静かで落ち着いたイメージを持っていたのですが…。
-そうなんですね。たしかに三味線と聞いて、舞妓さんの「ちんとんしゃん」みたいなものを想像される方もいらっしゃるかもしれません。でも実は、ひとくちに三味線と言っても、たくさんの種類があるんです。私たちが演奏しているのは、大きなサイズと音、そして撥で思いきり叩く奏法が特徴的な津軽三味線です。目で見ても耳で聞いても派手な印象を受けると思います。詳しいことは、実際にステージを見ていただければわかると思います。
三味線って奥が深いんですね。難しくて練習が大変そうな印象を受けましたが、いかがですか...。
-難しくて大変ということはないと思います。三味線についてはほぼ全員が初心者で、さらに音楽未経験者も多いですが、楽しく練習しています。今は5月19日の定期演奏会に向けて、和気あいあいと合奏をしています。
(サラッと宣伝をされてしまったような…。)大会で二連覇を達成しているということですが、そもそも三味線に大会があることを知らなかったので、驚きでした。
-そうなんです。大会にもいくつか種類があるのですが、私たちは、5月に青森県弘前市で開催される大会の団体戦部門に出場しています。有志を募って出場という形をとっていて、出場メンバーは他の活動と並行して、三連覇のための練習に励んでいます。
侮れないですね、三津巴…。こんなに充実したサークルだとは知りませんでした。(この記事を執筆している間に三連覇達成したそうです。めでたすぎる!!!)
-みんな、三津巴で活動することで津軽三味線の楽しさに目覚めていわゆる三味線バカになっていってしまうんですけど、三味線への愛が一際深い部員がいるので、ぜひその人にも会ってみてください!
部員インタビュー②
ということで、T.Eさんに紹介していただいたS.Yさんにもお話を伺うことになりました。三味線愛が特に深いとお聞きしたのですが、それを象徴するエピソードがあれば教えてください。
-津軽三味線の棹に頬をつけてコミュニケーションをとったり、津軽三味線と添い寝をしたこともあります。
!?(ちょっとヘンな人なのかな、、。)すごいですね。そんなことが可能なほど津軽三味線を弾き込んでいるということでしょうか。
-毎日津軽三味線に触れるようにしています。予定のない日は朝8時から夜の10時まで学生会館にこもって練習することもあります。
S.Yさんにとって、ズバリ三味線とは?
-我が子ですね。
津軽三味線への深い愛が伝わってきました。S.Yさん、どうもありがとうございました。
終わりに
いかがでしたか?津軽三味線がこんなに熱い楽器だったなんて、知らない人も多かったのではないでしょうか?きっとあなたの津軽三味線へのイメージがガラリと変わって、三津巴にも興味が湧いて来ているはず。
そんな皆さんに朗報です!
5月19日(土)に、三津巴の第5回定期演奏会が行われるんです!今年は三津巴史上初の、大隈講堂での開催となります。幅広いジャンルの曲を演奏するため、どんな方でも楽しめるプログラムとなっております。更に、和太鼓・ジャグリング・フラダンスとのコラボもあります。この記事だけでは伝えきれない津軽三味線の魅力が凝縮された2時間です。実際に目で見て、音を聴いて、体験してください!
終わった頃には津軽三味線と添い寝をしたくなっているかもしれません。
『 第5回定期演奏会 暁 ~弦響る方へ(オトナルホウヘ)~ 』
5/19(土) 大隈講堂にて 開場 15:30 開演16:00
入場無料、全席指定
当日席有
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たくさんのご来場をお待ちしております!
記事元:WASEAD(by 早稲田大学広告研究会)